回し焼香を行う際の作法やマナーとは
2017年07月28日
葬儀の際には焼香は欠かせませんが、一般的には立って行うものというイメージがあるのではないでしょうか。しかし中には回し焼香を行うケースもあります。自宅など人が移動するだけのスペースがない狭い場所の場合によくあることであり、マナーはしっかり頭に置いておくようにしましょう。
香炉が自分の所へ回ってきたら、まずは軽く会釈をしてから受け取るようにしましょう。香炉を自分の前に置いて、祭壇に向かって一礼します。そして右手に持っていた数珠を左手に持ち替えてから、親指と人差し指、中指の抹香をつまみ、頭を少し下げて額の高さまで抹香をあげ、その後は擦り落としていきます。
最後には両手で次の人に回すようにしましょう。スペースが狭い場合に行うことが多いので、椅子に座っての会葬時など、直接お盆を床に置けない場合もあるのではないでしょうか。その際には自分の膝の上に香炉を置き、左手でお盆を支えて行うことになりますが。
そうなれば合掌礼拝のが片手になってしまいます。片手は失礼にあたるのではないかと考えてしまいがちですが、焼香台の安全が第一であり片手で行ってもマナー違反とはなりません。僧侶や遺族に対してお辞儀しないと失礼ではないかと考えがちですが、スペースが狭い中でお辞儀をすることは危険も伴うので、スペースがない場合には無理にお辞儀する必要はありません。
軽く一礼する程度でも問題はないということを頭に置いておくことが大切です。
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