公営斎場イコール葬儀場とは限らないかも
2020年07月09日
今の時代は一部の少数の人を除いては自宅ではなくてどこかの葬儀会場でお葬式をすることが一般的です。その会館は民間の葬儀業者の建物でやって、そこから霊柩車やマイクロバスに乗って近くの火葬場へ行くのが当たり前なのですが、近年は火葬場に会館が併設された、いわゆる公営斎場の存在が都市部を中心に増加してきています。
そしてインターネット上にも安くて火葬場に近い公営斎場の利用を促進させるような文面が目立ってきています。しかし現実にそのような火葬場にセレモニーホールが併設された公営斎場は全国各地津々浦々にあるとは限りません。
公営斎場という文字は確かに全国津々浦々にありますが、大半は単なる火葬場施設だけで、そこで一般的な通夜や告別式など盛大な儀式を行うことができない施設がたくさんあります。なので公営斎場でお葬式を行うことを前提としたお葬式会場探しを期待してはなりません。
これを見分ける1つの基準は火葬場がある地域名に斎場を足して検索した際に、セレモニーホールの建物の外観や室内内部写真、さらに会館の利用時間や葬儀プランの利用料金など詳細があるとセレモニーホールが併設された施設だろうと判断できます。
反対に単にどこを探しても火葬場の場所と火葬場利用時間帯など火葬のことしか簡単に書いてないのであれば、単なる火葬場施設だと判別できます。斎場の元来の意味は儀式を行う場所となっています。しかし火葬場でも火葬前に火葬炉の前で立ったまま数分程度に簡単にお坊さんがお経を唱えて親族がお線香をあげることをしているので、それが儀式を行う場所と拡大解釈されて火葬場も斎場の意味合いで使われるようになってきています。それゆえ単語の解釈としては線引きがあいまいになって現在に至っています。
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